議会議員コラム ~議員の役割~ 4月号

群馬県議会議員 金沢充隆 

「議員ってどんな仕事なの?」と聞かれることがよくあります。そこで、今回は「議員の役割」(※ここでは市議会議員や県議会議員)に
ついて書いてみたいと思います。すごくざっくり言うと、議員の役割は以下の3つにあると考えます。
1 「まちの予算やルールを決める」
市長(知事)は、「子育て支援」「教育」「福祉」「道路の管理」など、そのまちを運営するために必要な予算を、選挙で選ばれた議員の集まりである
「議会」に提案します。各議員は「この予算は住民のために必要か?」といった観点から議論を行い、最終的に半数以上の議員の賛成でその予算は
決定されます。また「条例」と呼ばれる、そのまちの住民が守らなければいけないルールも決めます。
2 「予算の使い道をチェックする」
議会で決定された予算にもとづいて、市長(知事)は様々な政策を実施します。議員はその予算の使われ方について、「無駄に使われてい
ないか?」「もっと住民のためになる使い方があるのでは?」といった視点でチェックを行います。そしてただチェックするだけではなく、次の
年の予算を決める際の参考にし、皆さんが納めた税金がより有効に使われるようにします。
3 「住民の声を届ける」
若い方からお年寄りまで、また様々な職種の方など、議員は日々の活動の中でたくさんの方にお会いします。幅広い立場の方々の声をお聞きする中で、住民の皆さんが何を望んでいるの
かを知り、必要なことは予算に反映されるよう議会で訴えます。また、住民の困りごとなどを行政(役所)につなぐ橋渡し役も行います。
いかがでしょうか。このように、議員の仕事は皆さんの日常生活にとても密接に関係していますので、私たちの活動に少しでも関心を持ってもらえたら嬉しいですね。それではまた来月号で!